日本の恐い話「やまんば」や「のっぺらぼう」は誰しも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。私も小さい頃に、おばあちゃんによく聞かされては震え上がった定番のお話です。日本の怪談って、海外のそれとは違う恐ろしさがありますよね。海外は、どちらかと言うと「ゾンビ」や「ドラキュラ」などモンスターが襲ってくるような、迫力のあるホラーが多いと思います。それに比べて日本のホラーは、暗闇から音もたてずに…とか、生暖かい風が吹いて…とか、背筋がゾゾゾっと凍るような静かに迫るようなものが特徴的でしょうか。
最近、そういった日本のホラーを海外の映画監督がリスペクトしてオマージュ作品が発表されることもありますが、やはり日本のオリジナルのものとはちょっと違うんですよね~…。あの静かな恐ろしさって、日本人独特の感性から生まれるものなのかもしれません。
代表的な恐い話の一つに「おいわさん」があります。お皿を数えているシーンは、あまりにも有名ですよね。あまりホラーを見たり読んだりすると眠れなくなるのが難点ですが、誇るべき日本の文化の1つとして、これからも語り継がれていくと良いなと密かに思っています。「おいわさん」のように、長年語り継がれる作品がなくなりませんように。