先日、モノノ怪の映画を見てきました。
アニメでやっていたころからずっと大好きな作品でしたし、告知も大々的にされていたためにずっと公開を待ち望んでいました。
モノノ怪といえば特徴的なのは和紙のようなテクスチャーが用いられた映像とその絵柄。和風ホラーのストーリーとマッチしたその作風やどこか謎めいたストーリー、魅力的なキャラクターたちの虜になるファンが続出。
もちろん私もその一人ですが。
主人公である謎の男、薬売りのデザインや所作、アクションシーンがまた魅力的で、劇場版でもまたあの世界観を感じられるのかと思うと期待値はとても高かったです。
実際見てみた感想としては、大満足の一言。かつてのアニメ版の懐かしさや好きだった空気感をありありと思い出すことができました。
モノノ怪の作品の中には様々な芸術品の表現が使われたり、モブキャラクターがポンチ絵のように描かれたりすることが多いですが、劇場版も例に漏れず。
中でも好きだった表現が、大奥で生きる女性たちの顔。(既に公式Xでも紹介されてるのでネタバレじゃないです)彼女らの顔はべた塗にぐるぐるの模様を描かれた顔で表現されることがあり、その顔になった女性たちは「大奥に染まった」ことを意味するのだとか。色でも意味合いが変わり、黒は平静、青は緊張、黄色は嘲笑で、緑が不安や嫉妬。何も知らない状態で見ましたが、説明されずとも直感で伝わるその表現に、上手いなぁと唸ってしまいましたね。
劇場版は三部作とのことで、大好きな作品の供給がこれからもあることが嬉しい限りです。