文字だけで表現する

テレビや雑誌で美味しそうなものを見ると、それが無性に食べたくなる!お腹がすく!!ってことありませんか?テレビだと照明や角度、食材の持つ質感、湯気や肉汁とかの演出もしっかりとして、視聴者が食べたい!って気持ちになるような工夫がしっかりされているかと思います。あれって、美味しそうな食べ物の動画や写真を見て、脳が刺激されるからなんでしょうね。
けど文字だけなのに、小説などでも食べ物の描写や人がご飯を食べてるシーンを読んでるとつられてお腹が空くなんてことありませんか?これって実はすごいことなんじゃないかって思います。実際の食べ物の写真や映像があるわけでもなく、文字だけでその食べものの美味しさを表現していて、読み手の脳内でその美味しそうなものをイメージさせてるってことですからね。食べ物だけではなくて、食べてる人のちょっとした仕草とかでも「美味しそう」とか「お腹すく」なんて思わせる作者がいて舌を巻きます。文字で何かを表現するためにはやはり、観察力も重要なんだなって思いました。
食べ物に限らず、文字だけで人にこちらが伝えたいとすることをしっかりと伝えられる表現力を身に着けたい…!表現力のトレーニングで今、目の間にあるものを詳細に表現するなんてことをすると実力が付きそうですね。