学園祭。この言葉を聞くと、なんだか心がワクワクしてくるものです。生徒達が手掛けた一年に一度のイベントでもあり、それぞれの学校によって特色は様々なため、その空気に触れるだけでも存分に楽しい時間を過ごすことができます。私も過去に何度か訪れたことがありますが、屋台の焼きそばやフランクフルトに舌鼓を打ち、お芝居やイベントを観ているだけで十分にパワーを頂けたことは良い思い出です。特に心に刻まれているのは校舎をフル活用して催されたファッションショーで、華やかさと美しさはまるで本場のショーをも引けを取らないほど素晴らしいものでした。
さて先日、芸大での学園祭について書かれた本を読みました。音楽や美術を学ぶ者達が取り組むそのイベントは、とっても個性的でユニークなため毎年訪れる人が後をたたないそうです。例えば定番のミスコンも一味も二味も違う趣向でおこなわれるそうで、エンターテイメントと芸術性が相まっているとのこと。ありきたりなイベントでは終わらせず、表現することに高い比重を置いているところから、芸術への高い志を知ることが出来ました。私もいつか訪れてみたいと書籍を読みながら強く感じております。何故ならばどんなことにも「こだわり」を持つことを忘れない者達が手掛ける企画は絶対面白いと思うからです。いつの日かそんな熱い祭りに出会うことを夢見つつ、楽しい想像に胸が膨らむのでした。