「体は資本」というフレーズは当たり前だと思うが故に、健康な時は甘んじてしまい、体が発している信号に気付かずにいることが多々あります。しかしながら風邪を引いたりすると、健康のありがたさを強く思い知らされ痛感させられるものです。
以前少々不規則な生活がたたり、熱を出した時のこと。節々や頭が痛くて身も心も重く、なんだか気持ちがずっしりと凹んでしまい、ムチを打つようにこきを使ってしまった自らの体に深く詫びたことが思い出されます。私はあろうことか、ここぞとばかりに読書をしようと目論んだのですが、本を開くことは全くできずただ眠気に任せて寝ていたことは言うまでもありません。本を読むこと、音楽を聴くこと、お酒を飲むことなど、日常生活を楽しむためにはやはり体が資本だということを、風邪が教えてくれたことは良い経験だったと思っています。
このことがきっかけとなり、あまり自分に厳しくなり過ぎず、疲れたらぐっすり眠り、バランスの良い食事を積極的に摂っていこうと強く心掛けるようになりました。またメンタルもフィジカルもバランスよく保たれていることが、いいコンディションなのだと改めて感じ、生きることの奥深さを知る気付きとなったことに感謝をしております。