気持ちに見合う金額

この前読んだ小説に、探偵事務所が出てきました。その事務所は食堂を営業する傍ら父子でひっそりとやってるんだけど、探偵料が決まってないんです。依頼された仕事が終わったときに、依頼したお客さんの方が料金を決めるんです。気持ちに見合うだけを振り込むというシステムなんです。なんとも大胆なシステムです。これって、きっと時には思わぬ高収入になることもあるけど、経費を賄えないときもあるんじゃないかなって心配になります。まぁ。小説だから心配ご無用なんですけどね。つい、事実のように受け止めてしまいます。
でも、考えてみたら日常生活でも似たようなことはあります。神社に行ったときのお賽銭はそうですよね。つい先日も友人とたまたま出かけたところの近くに有名な神社があったから立ち寄ってみたんです。友人が「5円ある?」って聞くから、「10円じゃなくて?」と私は答えました。私は特に意識しない時はいつも10円のお賽銭をしていたんです。あいにく持ち合わせていなければ100円です。でも、お賽銭箱にはお札がいくつか見えることもあります。それこそ願い事にかけるそれぞれの見合った気持ちの表れなのかもしれません。そう考えたら、お願い事するのに10円ではいけないような気がしてきます。でも、友人いわく、神様は金額で判断なんてしないものなんだって。それも当たっているようにも思えます。気持ちに見合う金額って、どんなことでも決めるのが難しそうです。

健康診断って大事

健康診断を受けました。行ってみてびっくり! あまりに大勢の人が受けに来ていたからです。けど、それって、みんながその重要性を意識しているということですよね。自分では何も自覚症状はないけど、きちんとチェックすることが大事ですものね。
以前、あるタレントさんの手記を読んだときにも、健康診断の大切さが書かれていました。その人は、それがきっかけでガンが見つかって治療をしたんです。発見のときの様子、闘病の様子、そして治ってからの現在の生活が綴られていました。早期発見できたから今があるんだと書いてありました。「何か重い病気が見つかったら嫌だから行かない」と誰かが言っているのを聞いたことがあります。その気持ちもわかります。病気が見つかること自体が怖いですものね。でも、手遅れになることはもっと怖いです。私の場合、それよりも検診に行くのがめんどくさいって思ってしまうんです。何の自覚症状もなくて、自分では元気だと思っているからなんですよね。
でも、親戚のおばさんにも言われたことがあります。彼女はガンで手術を受けたことがあるんです。今は普通の生活に戻っているし、元気そうに見えるけど、現在も治療には通っています。「病気と付き合っていかないとね」なんて笑っています。でも、健康診断には行かなきゃダメだと私に話します。私は、今のところ、検診で何かが見つかったことはないんだけど、おばさんの言葉がいつも頭にあるし、特に手記を読んでからは絶対に受けなきゃって思っています。