真上からの美

この前、『富士山は真上からも美しかった』というタイトルの記事を見つけて、一体どういうことかと思ったんです。記事を読んでみたら、なんと宇宙飛行士の人が宇宙船から地球を撮った写真集があるんですって。宇宙船は地球の周りを廻っています。だから世界中の景色が見れるんです。それも、真上から。記事にいくつかの写真が紹介されていたんだけど、どれも、普段は絶対に目にすることができない映像です。外国の広大な川の全体像を真上から捉えていたり、街全体の夜景だったり、砂漠の全容だったりと、どれも息をのむほど素晴らしい作品でした。そして、その中に、真上から見た富士山もあったんです。いつも見えている姿とは全く異なったその姿。でも、それは間違いなく美しい姿でした。それらを見ていたら、人間なんてちっぽけな存在で、そのちっぽけな存在同士の争いごとなんて、なんだかバカバカしいなって思えてきます。くだらない争いなんてするべきじゃないって感じるんです。宇宙は偉大です。その写真集って書店に売ってるのかな。日本で販売しているかどうかはわからないんだけど、もしあるのなら、全ての写真を見てみたいです。その圧倒的な存在感に溢れている地球の姿に、なんだか生き方まで変わってしまいそうな気がするんです。

癒しの塗り絵

ここ数年、大人の間で塗り絵がブームになっていると聞いたことがあります。子供の頃、『ぬりえ』をして遊んだ記憶があります。友達といっしょに遊んでいたのは、当時流行りのアニメの『ぬりえ』でした。自分では上手くできたと思っても、友人のを見ると、その子の方が上手に見えたものでした。だから、母に手伝ってもらって、ちょっとズルをしてみたり。けど、子供にとってはそれが癒しなんかではなかったと思います。他のおもちゃと同じような類です。
けど、今、流行ってるものは、大人が日々抱えているストレスの解消や脳の活性化、精神の安定などの目的なんだそうです。それはすごく繊細で、題材は仏像や世界遺産になってるような歴史的建造物や有名な絵画、またはディズニーキャラクターなどバラエティ豊かなんだって。だから、仕上がったものは作品と呼ぶにふさわしいものになることもあるんだとか。心理療法にもアートセラピーというものがあって、塗り絵が自己を内観できるものとして有効なんだそうです。また、自律神経は色彩に影響されるからそれを整えることも可能らしいです。
でも、そんなこととは全く関係なくても、大人向けの塗り絵ってやってみたいなって思います。子供の頃のリベンジじゃないけど、今度こそ素晴らしい作品を作ってみたいと密かな野心を燃やしています。

紅茶の秘密

コーヒー党の私でも時々飲みたくなる紅茶。脳を刺激するコーヒーの香りとは異なって、その香りにはリラックス効果があると思います。コーヒーと比較するとさっぱりしていますしね。この前見かけた記事には紅茶のメリットが色々書かれていました。まず、苦み成分のカフェインの働きです。カフェインはコーヒーの成分の代表的なもので、紅茶にも含まれていているものです。そして、それは頭をスッキリとさせて、疲労回復やストレス解消に効果があります。中性脂肪の沈着を防ぐ働きもあるからダイエットにもオススメなんだとか。それに、香りはアロマテラピーのような働きもするんだそうです。それ、わかります。だって、大好きだけど、コーヒーの香りのお風呂は入りたいって思わないけど、紅茶の香りのお風呂なら入ってみたいって思いますもの。それと、ビックリしたのが市販のうがい薬を上回る風邪の予防効果がわかっているんですって。そう考えると、紅茶でうがいをする習慣をつけることが有効ですよね。でも、これはあくまでストレートでのことで牛乳を入れてしまうと失われてしまうから要注意なんです。またフッ素も含まれているから虫歯予防にもなるんだって。これらのメリットを見ると、昔から万病に効くって言われていたことが分かります。運よく私はストレートで飲むのが好きだから、これは活用できそうです。こんなにメリットが多いんなら、もっと飲む機会を増やしてみようかな。

階段の一段飛ばし

この前、小説を読んでいたら、『階段を一段飛ばしで上がって行く彼の姿を見て、その若さをしみじみと感じることになった』という一節がありました。思わず、『階段の一段飛ばし』というくだりに目が留まりました。最近、そんなことやらないなぁって。大の大人が、それも女性では、まず見かけたことがありませんもの。それこそ、中学、高校の頃なんて、それが当たり前だったように思うんですけどね。そうそう、似たようなことでは、自転車の立ち漕ぎもありますよね。これも学生の頃は当たり前に平気で立ったまま延々漕いでいけたような気がします。そんなことを小説を読みながら考えていたら、先日、すごい男子学生を見かけたんです。それは、乗り換え駅に降りたときのことです。私の横を物凄いスピードで駆けてった男の子がいたんです。思わずその後ろ姿を目で追ってしまいました。そしたら、一瞬エスカレーターの方に彼の足が向いたような気がしたんだけど、混んでたからでしょうね。階段にまっしぐら。アッという間に、一段飛ばしで上って行ってしまいました。その間、10秒もかかってなかったんじゃないかな。自然と笑みがこぼれてしまいました。そして、思わず、『若い!』と思ってしまいました。小説と同じです。そして、なんだか懐かしいような気持にもなったんです。昔、普通にやってたことでも、大人になると縁がなくなるものです。それが大人になったということなのかもしれません。

SNSは必需品

ツイッター、フェイスブック、インスタグラムなどのSNSは、今やなくてはならないものになっています。自分が体験したことや自分が撮った写真を投稿して共有するのが当たり前になってしまっています。最近は60代、70代の人たちも普通に使ってるんだそうです。そういえば、以前、少しの期間だったけど在籍していた会社では、社長から社員への連絡はLINEのグループメッセージでしたもの。
今、読んでる小説にもSNSが頻繁に出てきます。ストーリーのスパイス的な感じで、それぞれの登場人物が投稿したという設定で、インスタグラムやツイッターの内容が書かれているんです。その投稿を見て、彼らの性格や表と裏の顔がわかるようになっています。なかなか面白い手法です。まさしく小説も時代の流れでイマドキです。けど、以前、30年くらい前に書かれた小説を読んだ時に、現代とのギャップに驚いたことがありました。物語に登場する車の名前もそうですし、主人公が車で聴くのは『カセット』でした。そうそう『レコード』が話題になってることもありました。
だったら、あと何十年かしたら、今の必需品であるSNSもまた変化しているかもしれないですよね。そして、ツイッターやインスタグラムが出て来る小説は懐かしいと言われる存在になっていたりして。

水を買うようになったのは

スーパーやコンビニにはペットボトルの水やお茶がズラッと並んでいます。私も家用に2リットルのペットボトルを買います。そして、出先では500mlのものを買って飲みます。けど、先日、こんな記事を見かけたんです。美味しくて安全な水道水があるにも関わらず、人はいつから水を買うようになったのかって。けど、どうもこの2,30年で一気に広まったようです。海外から輸入している美味しいと言われているミネラルウォーターもありますけど、国内産のもので中には、水道水をただ浄化しただけのものもあるんですって。だから、まんまと本来は買わなくてもいいものを買わされているなんて書いてありました。そういえば、子供の頃、小学校の体育の後には水飲み場に列が出来ていました。今の小学校にはあるのかな。そういえば、公園にもあったような気がするけど、きっと、今はないんでしょうね。
でも、一度ついた習慣っていうのは、たぶん余程のことがない限り変えることができないんだと思います。だって、その記事を読んだ私がペットボトルを買うのをやめるかというと、やめられそうにありません。「たしかに美味しいんです」と思い込んでしまっています。これから何十年か経ったときには、もしかしたら、また違った何かになっているかもしれませんけどね。

そこに行く理由

この前、読んだ記事は本当に納得できるものでした。そこに書いてあることを読んで初めて気づいたこともありました。その記事の著者は『書店』について述べていました。そもそも本というものは他の商品のように買う場所によって値段が異なるものではないと。どこで買ってもその値段は同じなんです。今までそれを意識したことがありませんでした。当たり前だったから。けど、確かに他の物とはそこは異なる点です。じゃあ、同じ価格の物を購入するなら、お客さんは何を比較して行くのか。まずは在庫です。せっかく足を運んでも目的の本がなければガッカリします。この気持ちって、私も経験があるからすごくよくわかります。だから、どうしても在庫の多い大型店舗に人は集まるようになるんです。でも、それじゃあ、個人のお店はやっていけないということになってしまいます。けど、実際にはそうじゃないらしいんです。在庫だけで考えれば、オンラインで買うこともできます。今、大事なのは、本だけでなく『そこに行く理由』を売ることなんだそうです。そこに足を運ぶことのワクワク感です。その感情や体験を売ることが選ばれる書店になることなんです。わかります。今、多くの書店では、トークショーやサイン会を開催したり、のんびり本を読める空間やカフェを併設したりと独自の展開をしていますよね。もちろん、ラインナップにもこだわりがあるんだと思います。今まさに『量より質』がポイントになってるんだと思います。でも、これって素敵です。絶対にワクワクしてきますもの。

香りに垣根がなくなる

好きな香りを纏うととても気分が上がります。仕事はもちろん、何をするにもやる気が出てきます。そして、他人の場合はそれで印象がずいぶん変わりますよね。それに、最も記憶に残るアイテムだと私は思っています。道行く人とすれ違ったときにフっと流れてきた香りにいつかの誰かを思い出したり。小説の中にだって、そんな場面があれば、すごく心に残ります。
先日、そんな風に人の印象に大きな影響を与える香水についてのコラムを読みました。そこには、最近、男女の垣根がなくなってきているということが書いてありました。以前なら男性は柑橘系やクールな印象の物で、女性はフローラルな物がほとんどだったと思います。けど、最近は男性用でもフローラル系が結構あるらしいんです。それは癒しの効果があるからなんだとか。そういえば、最近の柔軟剤ってすごく香るものが多いですよね。一日中いい匂いに包まれるなんて宣伝していますもの。けど、フローラルなものが多いから感じていたんですよね、私。そんな柔軟剤を使っていたら、フローラルな男性が増えるなって。その影響があるのかもしれません。男性だから女性だからって分けなくなったのは。要するに、好きな香りを身に着けていると自分自身が気分がいいんだから、それでいいんですよね。逆にクールな印象の物を使う女性は以前からいたわけですし。男女の垣根がなくなって、自由になったってことですよね。うん、悪くないです!

便利グッズの発想

雑誌には時々、色んな便利グッズが載っています。それを見ていたら、あれも欲しい、これも欲しいって思ってしまいます。けど、感心するのはその発想です。あったら便利なものを考えた人が凄いなって思うんです。
先日、雑誌で見かけたのはキャリーケースなんだけど、それを見てビックリ。中が棚になってるんですもの。洋服や小物を棚に収納する形でそのままキャリーケースに入れることができるんです。中身が一目瞭然です。取り出すのも楽だし、その都度、中がぐちゃぐちゃにもありません。それは、実際に自分が旅をするときにどうすれば便利かを追及して、試行錯誤しながら自作したって書いてありました。そして、最終的にその形に行きついたんだそうです。それが商品になってるところが素晴らしいです。
でも、主婦や子供でも毎日の生活から思いついたことが特許を取って大ヒット商品になってるということも何かで読んだことがあります。お店に並んでいる物が『これは私が考えた物』なんてカッコいいですよね。私も何か考えられたらなって思っちゃいます。子供の時には夏休みの宿題に、発明展に出品できるような何かを作るっていうのがあったようにも思うけど、考え付いたことがありませんでした。詩を書いたり、文章を作ったりだと頭に浮かんでくるのに、そういうことは浮かんでこないんですよね。発明って憧れるけど、頭の構造が違うのかなぁ。

励ましの言葉

どんな人でも全く落ち込まないでどんな時にも前向きでいることは難しいと思います。常に前向きでいるように心がけていたって、たまには気持ちが沈んでしまうことがあるでしょう。私だって、周りからも言われるし、自分自身でも前向きだと思っているけど、すごく落ち込むときがあります。
それは歴史に名前が残っている文豪でもそうなんです。この前、夏目漱石から芥川龍之介に宛てた手紙について書かれた記事を読んだんですけど、そこからは芥川龍之介が「励ましの言葉に救われた」ということがよくわかります。そして、あんな文豪でも成功するまでには色んなことがあったんだなって思います。その手紙というのが、「1つの作品だけでは世の中に認められるのは難しいけれど、あなたの作品は面白いからそんなことは気にしないで、自分の目指す道をどんどん進んでいきなさい」という内容だったんです。実際に芥川龍之介はこの手紙のおかげで、夏目漱石から認められているということになり、執筆依頼が来るようになり、作家としてじっかり歩み始めることができたんだそうです。きっと迷いの気持ちが無くなって自信もついたことでしょうしね。
でも、こういうことは仕事や学問でも同じだと記事に書いてありました。本当にその通りだと思います。やっぱり評価や利益が得られないと、自分では正しいと思っていても前向きな気持ちを持ち続けることは難しくなってしまいます。でも、途中で投げ出しては結果は得られません。そんな時の励ましの言葉はとても大切です。私もこのことをしっかり心に留めておこうと思いました。