おしゃれで美しくて洗練されたライフスタイルを生きる女性がどんなキッチンで料理をして食事をしているか、私はとても気になります。こうした方々の生活を知ることは、自分自身の暮らしにも良い影響を及ぼすと思うからです。そんなことを考えていた時、古本屋さんで活気的な書籍を見つけました。それは今から10年程前に出版されたキッチンについての本でした。この作品は、当時テレビや雑誌、ファッション業界などで活躍していた女性のキッチンと取材で訪れた時に振る舞われたご飯について書かれていました。特にお台所にはそれぞれの思いが活かされた料理器具が揃っていて、インテリアも個性が生かされたものになっていました。大きなカウンターキッチンや水色のタイル張りの内装、窓から見ることが出来る心地よい風景など台所にはその人の暮らしを豊かにするための思いが詰まっていると強く感じました。また発売されたのが10年前ということもあり、今では既にその業界から引退されている方も掲載されていたのも懐かしく思いました。
勉強になることもたくさんありましたが、強く感じたことは「普段垣間見ることが出来ない台所という空間で手際良さそうに調理をする姿は見ていてよいもの」ということです。私もこの書籍に掲載されていた女性達のように料理を生活の一部として楽しむ心意気を忘れないようにしようと思いました。